2017年6月2日金曜日

ネットで働くミニマリストが得た自由。な話

ネットで稼げるという自由について考えてみた。

◆電波が届けばどこでも稼げる。


昔は「仕事が無い」という理由で田舎を出て都会に来るというケースが無数にあっただろう。
もちろん今もそういう人がたくさん居るだろう。
しかしネットで稼げるならば、「仕事ならどこでもできる」という理由で都会から離れられるようになる。

住環境を自由に選べる。

例えば費用を抑えられる家を選べる。
そうすれば、仕事のために高い家賃を払って都会に住んでいるうちに、その高い家賃を払うために仕事をしているような感じになってくる、という逆転現象が起こらない。
極端な話、電波があるなら外国でも、もっというと無人島でもお金は稼げるということになってくる。

例えば想像してみる。
私は祖父母の持ち家をもらい受けたが、別にネットで安定して収入を得られるならば、ノートパソコン一つ持ってちょっとフィリピンに3ヶ月ほど行って来る、といってもわざわざそのために資金を貯める必要が無い。
向こうの生活費は向こうで稼げばいいだけのことで、場所が変わってもやることは一緒。
むしろ向こうのほうが物価は激安で、なんだか金持ち気分で遊び回れてしまうのかもしれない。
明日から思いつきでふっと3ヶ月家を空けても、貯金は減るどころか増えるのかもしれない。
そういう想像をしてみると、実現できるかどうかは置いといて、自由だなぁとつくづく感じる。

◆迷える人を細い細い一本道に追い込む価値観


今は若い人が就職難だとか言われていたり、経済が不景気だなんだと暗いニュースばかりで不安を煽られるが、そもそも就職なんてしなくていいんじゃないだろうか。
どうしても就職という形態にしがみつこうとするから辛いが、高い家賃の家に住んで頻繁に買い物や外食をして車を持ってゆくゆくは小綺麗で便利で閑静で人気の高いエリアに一戸建てを購入したい、などという人生観さえどうにかできたら、生き方はどうとでもなる。
そういう生き方が好きだとか、そもそも仕事が好きだとかいう御仁はまったく問題無いが、そうじゃなく、なぜかいつのまにかそういう価値観に当てられて、そういう生き方をなんとなく隣に習って追っているが、仕事もしんどいしやりがいも感じないし、本当に送りたい人生の形でも無いような気もするが、でも生活を維持していくために何もいまさら辞められない脱線できない、という観念にがんじがらめになってしまっている御仁には、このネットで稼ぐという方法は一つの新しい人生の糸口となるような気がする。

どうしても今住んでいる場所に住んでいなければいけない、というしがらみが生まれるのは、仕事があるから、というのが大きいだろう。
仕事をしなければいけない、というしがらみが生まれるのは、生活の維持費が15万だ20万だと最低でもそれくらいはかかるからだろう。
だからどんなに辛いことでも我慢しようとしてしまうし、命を人質に取られてでもいるかのような、細い細い一本だけの道を絶対踏み外さないように生きていかないといけないかのような錯覚に陥ってしまう人が多く存在すると思う。

◆自由を手にいれる二つのアプローチ


人生の自由は、お金で手に入れるか、さもなくば生命の維持費を抑えて手に入れるか、どちらかであろう。
そして後者のほうが圧倒的に簡単である。
その第一歩をもし踏み出したいのであれば、劇的な効果があるのは、家賃をどうにかすることだ。
家賃をなんとかしたくてもできないのは、先も述べたように仕事があるから今更住環境など変えようが無いからだが、家賃が抑えられるアテがあるなら仕事は辞めていいのだ。
迷える人を細い細い一本道に追い込む価値観を作っているのは、迷える人本人の頭である。
「人生は自由だ」なんて言葉があるが、それは”価値観をスイッチできれば”という条件がつく。
今の価値観で居るうちは、今の生き方から逃れることはできない。
人生を変えたければ、具体的に何を変えれば良いかというと価値観だ。

ネットで稼ぐのは案外簡単である。
数万円稼ぐだけなら。

だから数万円で生きていけるライフスタイルや価値観を作れば、晴れて自由の身である。
厳しい競争を勝ち抜いて絶え間なき努力を何十年続けてのし上がった後に手にいれた大金で、ようやく人生の自由を買い取るくらいなら、頭の中でひとつふたつ価値観を入れ替えて、明日からでも自由になったほうが楽である。

家賃を抑える→収入を抑える→すると税金からほとんど解放される→生活費や子供の教育費を節約する→その必要最低限以上の金額をネット上で得る地盤を作る

ここまで来ればもうほとんどクリアだ。
老後の心配?何、ノートパソコンと指が数本あれば稼げるのだから、神経質になる必要は無い。
頭をひねればなんとでもなる。

皆が皆そういうことをすると、日本は滅亡するかもしれない。
滅亡するかもしれないが、大丈夫、圧倒的マイノリティである。
このような価値観がこの国においてマイノリティである限り、この国に私のような人間がゆうゆうと生きていられる余地は、未来まだ当分はあり続けるはずである。

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