2017年7月12日水曜日

買い物をすると、買い物がしたくなる。という矛盾

買い物はしだすとキリが無いという話。
最近メルカリを見る機会が多い。
不用品を売ったりするのに利用しているからだが、商品もついつい見てしまう。

最近見た商品の中で、売り方上手い(えげつない)と思ったものがある。

祖父母の家から出て来た”と書いて、いろんなものを出品している人がいた。
真贋は鑑定していないので”と前置きした上で”基本的に安く設定してお譲りします”と書いてある。

一見まったく良心的な一文に見えるが、なかなかどうして行き届いた売り文句であると思う。
商品を見ると、本物だったら10万円、偽物だったら100円というような、際どい感じのアクセサリーなどである。
それが、だいたい3000円〜4000円の値段で売られている。
”祖父母の家から出て来た”という一文で、ほとんど本物に間違い無いというような説得力を持たせつつ、こちらが品質の特定をできない分、”申し訳ないので格安でお譲りします”というような雰囲気を漂わせて売っている。

私はたぶん、この人は転売屋で、確信犯的に偽物のガラクタを仕入れて、売りさばいていると思うのだが、これら商品はなかなかよく売れていた。
そこまでして儲けようとは思わないが、なかなか賢い、絶対に詐欺にならない詐欺商売であるな〜と関心した。

それはあまりこの話には関係無いが、買い物というのは、連鎖性がある。
というのが本題である。

例えば一つ新しいパンツを買えば、ふと見た靴が、あれにすごく合いそうだと感じて欲しくなる。
さらにこういう格好にはこういうカバンを持ちたいとイメージが膨らんだり、こういうベルトがいいだろうとなる。

こういう感覚は、必然性を伴ってやってくるから、必要だと感じてしまう。
せっかくイメージが広がっていっているんだから、むやみにシャットダウンしてしまっても、人生が狭苦しくなるばかり、あくせく働いているのは、こういう時に我慢したくないからだと、いろいろ正当性を見つけてしまって買い物かごに入れるボタンを押してしまう。

しかし、この欲しい物が次々現れる連鎖性は、無限にやってくる。
もともと欲しかった物を見つけたのではなく、欲しい物が欲しい物を無限に呼び寄せ続ける現象である。
自分が本当に欲しい物をはっきりと意識して、それを手にいれることに躊躇する必要はどこにも無いが、その”欲しい”という感情が本当はどこから来たのか、はっきりと把握できていないと、この連鎖的な化学反応のようなものに踊らされて、買わされている、というような状況に陥ってしまう場合がある。

ゆえに、ウインドウショッピングや、メルカリのようなアプリで適当に商品を見ていて、なんとなく気になったものを買う、という行為は、その場で無駄なお金を使ってしまうという弊害以上に、その後さらに、買った商品が物欲を満たすどころか、新たな物欲を呼び寄せるという弊害があるという意味において、非常にリスキーである。

逆に言うならば、買い物というのは、一歩目に慎重になればなるほど、二歩目三歩目が自動的に出にくくなる。
一つ目の因子が発生しなければ、その後の連鎖は自ずと起こらない。

物欲の制御は、こういうところからとっかかれば容易い。

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