時短したいがそもそも目標が定まらない。
そこで私は、曜日で掃除場所を決めるようにしている。
まるで学校の掃除当番みたいだが、これがお勧めで時短にもなる理由をいくつか挙げてみようと思う。
まず、考えたり迷ったりしている潜在的な所要時間や思考労働を省くことができる。
気になるところをその都度掃除する、という漠然とした意識で挑むと、まず気になるところを考えたり探したりする手間がある。
今日は何しよう？と考えている時間そのものを時短していこうということである。
次に、スタート地点とゴール地点がはっきりしていると、集中力が発揮されやすいということがある。
これは新聞配達をしていた頃の配達脳なのだろうが、ゴールがちゃんと見えていると、テキパキ終わらせてさっと次に移ることができる。
掃除術のようなメソッドでは無く精神的な話になってしまうが、時短のコツは脳を作業に集中させることができるかにかかっていると思う。
例えば仕事ならば、ゴールの無い作業をひたすら効率的にやっていると、逆に損しているような気分になってきたりすることがある。
どうせ給料は変わらないのに、どうせ帰宅する時間が早くなるわけでもないのに、みたいな心境である。
しかしここまでやったら終わりという意識があると、時短で終わらせれば終わらせるほど得した気分になり、自然とテキパキ動け、またその場所を綺麗にするための合理的な動き、ルーティンみたいなものが出来上がってきて、クセづけされてくるので、これが出来上がってくると、ほとんど無意識でしかもすごく時短で片付けることができる。
今日はこの部屋、などと決めるのも良いが、曜日で決めておくとさらに良いと思うのは、休みの日を設定できる点である。
土日は掃除はやらないとか、自分で自由に決めることができる。
そうなると残りの曜日で部屋や箇所を割り振ってやればいいだけだし、多少やる気が起きない時の「明日に回すか」という意識の抑止力ともなる。
今日終わらせておかないとまた来週までやらないことになるしなぁ、と感じると、えい！これだけやってしまえと、腰を上げるきっかけともなる。
もちろん体調などすぐれない時は飛ばしたところでかまわない。
その場所を一週間掃除しなかったところで、別になんのことは無いのである。
以上のようなことで、私は我が家で一人、曜日掃除体制を敷いている。
目標やノルマを具体的に設定することから、熱意のある効率的な営業活動は始まる。
なんでもそうだが、意識をはっきり保つことが肝要であると思う。
そして動く時間と休む時間のメリハリをはっきりつけ、やらない日は絶対やらない。
なんだか朝礼のような、能率株式会社の時短部長の話みたいになってきたのでこのへんでやめておこう。
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