2017年4月10日月曜日

浮世にも春である。地味めの服ばかり選んでしまう人におくりたい言葉

積極的な性格な御仁の場合、自分が着たい(着こなしたい)服と、自分に似合う服というのが、しばしば食い違っているという事がよくあるが、逆に消極的な性格の御仁は、自分にはこのくらいの服しか似合わないと思っていることで損をしているなと感じることがよくある。
普段からカラフルな色が好きで、服にもあれこれと色彩を取り入れたり、なんだかんだと失敗もしながら色んなファッションやヘアースタイルなどを模索してらっしゃる男性、女性に対しては、今回語ることは無いのだが、いつも暗めの色、地味めの色、体のラインを隠す服、肌の露出を無くす服、当たり外れの無い形の服などを選ばれている御仁には、ちょっと読んでいってもらいたい内容である。

私は常日頃から、服はシンプルが一番、と思っているが、これは決して、地味な格好が一番、と思っているわけでは無い。
特に女性は、華やかな色、爽やかな色、明るい色を着たほうが、無条件でいつもより綺麗に見えるという場合のほうが圧倒的に多い。
自分に自信が無い人ほど、目立たないよう、失敗しないように、人は本来誰でも自分を「良く見せたい」という思いがあるものだが、それがだんだんと消極的な方向にずれていくと「変に思われたくない」となっていく。
結果地味めの色、無難な形を選びがちになってしまうのだが、しかし、それは本当に貴方をもっともよく見せる色形だろうかと考えてみていただきたい。

他人からかわいいだのかっこいいだのと、なんだかんだ良く言われることの無かった御仁にとっては、そういう事に対して、とかく受身にならざるをえない精神状況に追いやられ、色んな強迫観念から選択肢を自ら奪ってしまっているのではないかと思う。
地味な色のシャツの上に地味な色のパーカーを羽織って、首もとも隠し、頭も隠し、長いスカートやズボン以外に選択肢など無いと感じてしまっているのであれば、とにかく損だ。
服に失敗しないように、などという記事はよく見るし、私も「服選びに失敗しないコツ」などということを書いたりしているが、極端な言い方をすれば、失敗しないための最も効率的な方法は、挑戦しないことという所に突き当たっていってしまう。
しかしそれは損だ、それこそが失敗よりはるかに大きな損失である。

せっかくの春の陽気である。
最近は雨ばかりで新聞屋にとってはうんざりの日和であるが、週末はお店に出かけて、新しい色の服を手にとってみてはどうか。

その際はぜひ、こちらの記事なども参考にされたし。

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